「北前船」の歴史をたどりながら、小樽・北海道の発展を考える地域ブランド~小樽「UNGA↑(うんがぷらす)」~

運河プラザの隣に位置するUNGA↑

北海道有数の観光都市小樽市。年間約800万人が訪れる一方、道内の他の地方都市と同じように小樽も高齢化・過疎化が進み、人口は年々右肩下がりの状況です。地域経済においても、隣接した札幌市の発展を尻目に、残念ながら長らくの停滞が続いています。そんな小樽の現状を懸念し、よりよい小樽の未来を夢見て地域での連携に力を入れているのが「うんがぷらす株式会社」の「小樽百貨UNGA↑」です。

運が上がる(↑)と運河以外の+αの魅力で小樽を盛り上げるをかけている

観光地で有名な小樽運河のすぐ前の、「運河プラザ」や小樽市総合博物館運河館の隣にショップを構えているUNGA↑は、「先人たちが残してくれた街の魅力を風化させずに、観光都市としての機能を最大活用しながら、地域経済に少しでも貢献出来るように」という思いから始まりました。

昔、札幌が今のように開拓される前、北海道への玄関口として拓かれた小樽は、明治期にはゴールドラッシュのごとく多くの人々とお金が集まっていました。今現在も歴史的建物群をはじめ、当時の面影をたくさん残している小樽には、まだまだ一般の人々にはあまり知られていない歴史的・文化的コンテンツが山のように眠っているはずです。

小樽の象徴、アオバトとツツジをイメージしたお菓子、「和茶盆」

UNGA↑は平成29(2017)年から、一般にはあまり知られていない「小樽の歴史」と、かつて小樽を玄関口にして北海道にたくさんの富と縁をもたらした「北前船の歴史」に注目しました。埋まっていたそれら歴史的な情報を発掘しながら、オリジナル食品とクラフト製品に盛り込み、小樽の魅力は運河以外にもあるという、「プラスαの魅力」を広く伝えるという目標をもって地域の魅力発掘を展開しています。

おしゃれなインテリアが印象的なUNGA↑のショップ内部

令和元(2019)年の12月18日、小樽市北運河エリアに新しくリアル店舗をオープンして、小樽の地元メーカーと共同開発したUNGA↑オリジナルの食品を販売しています。そのほかにも地元作家のクラフトや北前船の寄港地名産品なども販売中。観光客のみならず、地元の方にも楽しんでもらえるお店づくりと地元ブランドの成長を目指しています。

小樽の歴史を見通してきた旧小樽倉庫

特にUNGA↑が店舗を構えている「旧小樽倉庫」は、約130年前の明治26(1893)年、江戸時代から海運業を営んできた石川県橋立の「西出孫左衛門」と「西谷庄八」によって設立された北海道で初めての営業倉庫です。その昔、北前船が小樽に接岸するときには、この倉庫を目印にして帆をすすめていたと言われています。また、小樽を一躍有名にした小樽運河保存運動の本拠地のひとつとしても使われていた独特な歴史もあります。

人気商品小樽瓦焼バウム(5個入り)1,080円(税込)

地元の志を集め、由緒正しい歴史の現場から小樽と北前船の歴史を盛り込んだ商品づくりをしているUNGA↑。次に小樽を訪問するときは、一度立ち寄ってみるのはいかがでしょうか?

もっと詳しい情報はこちらからご確認ください!

小樽百貨 UNGA↑

住所:小樽市色内2丁目1-20(小樽市総合博物館 運河館の隣)
営業時間:11:00~18:00
定休日:年中無休
問い合わせ:うんがぷらす株式会社 TEL. 0134-65-8150
HP:https://unga-plus.com/