NHK札幌ミニ企画展 「極北ラジオ 樺太・豊原放送局と戦後80年」8月9日(土)~開催

NHK札幌放送局では8月16日(土)午後10時より、樺太・豊原放送局で働いていた職員たちの開局から引き揚げまでの日々に焦点を当てたドキュメンタリー番組「北海道スペシャル 極北ラジオ 樺太・豊原放送局」を放送します。この放送に合わせて8月9日(土)より、NHK札幌放送局内にてミニ企画展「極北ラジオ 樺太・豊原放送局と戦後80年」を開催、取材過程で見つかった記録や時代背景を知る手がかりになる資料、NHKがこれまでに戦争をテーマにした番組の制作を通じて記録してきた映像や証言、戦争の記憶を継承するため新たに制作したVR映像を公開します。また、日本のラジオ放送開始100年を記念した、歴史を映像や写真で振り返る企画展示も同時開催します。
ミニ企画展「極北ラジオ 樺太・豊原放送局と戦後80年」
企画展概要
日 時:2025年8月9日(土)~8月24日(日)
平日 午前9時30分~午後6時 土日祝 午前10時~午後6時
会 場:NHK札幌放送局 (札幌市中央区北1条西9丁目1-5)
アクセス:札幌市営地下鉄東西線 西11丁目駅より徒歩約5分、JR札幌駅より徒歩約15分
※駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関をご利用ください。
※車いすなど身体が不自由な方の駐車場があります。
主 催: NHK札幌放送局
入場方法 :入場自由・無料
問い合わせ:NHK札幌放送局 電話 011-232-4040(平日 午前10時~午後6時)
ホームページ: https://nhk.jp/hokkaido/
その他:NHK戦争を伝えるミュージアムホームページ
https://www.nhk.or.jp/archives/sensou/special/warmuseum/
企画展内容
■資料でたどる 極北ラジオ 樺太・豊原放送局
豊原放送局長を務めた松山清が書き記した「豊原放送局消滅報告」や職員たちの肉声が収録されたテープなど、NHK札幌放送局やNHK放送博物館、NHK放送文化研究所などが所蔵する豊原放送局に関する記録のほか時代背景を知る手がかりになる貴重な資料を展示します。
■NHK戦争を伝えるミュージアム
ウェブサイト「NHKアーカイブス」内の特集ページ「NHK戦争を伝えるミュージアム」をもとにしたコーナーです。NHKが保存する膨大な記録を整理して作成した年表をもとに、太平洋戦争開戦前から終戦後までの主な出来事をニュースや番組の映像とともに振り返ります。また、近年NHKが力を入れているのが、新しい映像表現を駆使して戦争の記憶を継承する取り組み。戦争体験者の証言や手記などをもとに制作したVR動画を専用のゴーグルで観ることができます。
■映像と写真で振り返る 放送100年
日本でラジオ放送が開始してから100年。NHKがラジオとテレビで届けてきたニュースや番組を紹介するパネル展示や、放送の始まりに関するクイズ、放送と関わりの深い著名人へのインタビュー映像を上映します。
同時開催
ぼくの絵わたしの絵展~第84回全国教育美術展~(札幌展)
日時:2025年8月2日(土)~8月17日(日)
平日 午前9時30分~午後6時 土日祝 午前10時~午後6時
会場:NHK札幌放送局
内容:第84回全国教育美術展への北海道内の出展作品のうち特選・入選作品104点を展示します。
放送100年企画「“完全版”カムイサウルス」全身骨格展示
日時:2025年4月~2026年3月
平日 午前9時30分~午後6時 土日祝 午前10時~午後6時
会場:NHK札幌放送局
内容:北海道むかわ町で全身のおよそ7割の化石が発掘された奇跡の恐竜「カムイサウルス」。残り3割の欠損部分を復元し、世界初となる“完全版”カムイサウルスの全身骨格を展示しています。また、最新のデジタル技術を駆使して復元された骨格のCG映像や、道内の博物館に展示されている恐竜や古生物の化石を紹介するミニ番組なども一緒に上映しています。
北海道スペシャル「極北ラジオ 樺太・豊原放送局」
放送日時:8月16日(土)午後10時 <総合テレビ/北海道地方向け>
※放送後2週間NHKプラスで見逃し配信があります。全国から視聴可能です。
番組概要: 太平洋戦争開戦のニュースが試験電波で樺太に伝えられた。日本放送協会「豊原放送局」の産声だ。 日中戦争後に強まった政府・軍からの“国策の徹底”という求め、そして娯楽を求める現地からの要望で急ピッチに建設が進められた豊原放送局。しかし、ポツダム宣言受諾後に南樺太に侵攻したソ連によって接収され、わずか3年8か月で“消滅”する。 極北の放送局で何が起きていたのか?そして樺太で何が起きていたのか? 豊原放送局員が肉声で語った1481分の音声ファイルや、当時の局長が書き記した「消滅報告書」、関係者の新たな証言などから、戦後80年の今、その知られざる実態を明らかにする。