自治体単独では全国初の快挙!新篠津村が「星空の街・あおぞらの街」全国大会で協議会会長賞を受賞✨

「星空の街・あおぞらの街」全国大会は、大気環境の保全に対する意識を高めることと、郷土の環境を活かした地域おこしを推進することを目的として、環境省と全国協議会および開催自治体の主催により、平成元年度から毎年全国各地で開催されているものです。
この度、10月25日に美瑛町で開催された、「第37回星空の街・あおぞらの街 全国大会in美瑛町で、新篠津村が市町村単独としては初となる、協議会会長賞を受賞しました!

新篠津村の「空」を生かしたまちづくりの6つ取り組み
新篠津村は面積の半分以上を水田に囲まれた、道内一標高差が無いといわれる地形と、高い建物が無い環境を生かし、包まれるような「空のまち」をテーマにした観光への取り組みと村のブランディングを行っています。
その取り組みの一部を紹介します!
1.しんしのつ天文台
2023年秋に完成した「しんしのつ天文台」は、新篠津村の地形を活かした人気スポット。360度に広がる美しい星空を体験でき、屋根と壁がスライドする全道初のフルオープン式天文台として話題を呼んでいます。巨大な望遠鏡が地面から伸びるような独特の構造で、まるで“天然のプラネタリウム”のような仕掛けも魅力。札幌から車で約45分の好立地にあり、地元住民の協力で光環境を守りつつ運営されています。2025年には太陽望遠鏡も導入され、昼間の観望も可能です。

2.新篠津天灯(ランタン)祭り
2021年に始まった「新篠津天灯(ランタン)祭り」は、願いを書いた紙風船を燃料の火で空へ飛ばす冬の人気イベントです。山や高い建物がない周囲の安全な環境と自然分解素材の使用で伝統的な手法を守りつつ、回を重ねるごとに規模が拡大し北海道最大級のランタン祭りに成長しました。2025年からは花火とのコラボレーションも始まり、幻想的な冬の夜空を彩っています。

3.新篠津グライダー滑空場
1986年に完成した「新篠津滑空場」は、上空から望む四季折々に変わる壮大な景色が魅力です。田植え後の緑の大平原、花畑のパッチワーク、そして収穫期には黄金色に染まる美しい風景が広がります。遠くには札幌の街並みや山々も望め、北海道の雄大な自然を一望できます。札幌航空協会の拠点であり、一般向けの体験搭乗も可能です。

4.新しのつ青空まつり
1979年に始まった新篠津村最大の祭りは、自治センター駐車場で開催。自治センターの壁に描かれた2025年完成の北海道最大級の巨大壁画(Kensuke Takahashi作)を背景に、多彩なステージが繰り広げられます。気球体験など「空のまち」ならではの多彩な体験のほか、メインとなる道内有数の巨大山車パレードなども楽しむことができるのが魅力。花火で祭りのフィナーレを飾る華やかなイベントです。

5.街並みアート
現在進められているストリート(青空)アートプロジェクト。自然豊かな新篠津村では、街中の景観づくりにも力を入れています。2023年から地域おこし協力隊の企画でスタートし、毎年著名なストリートアーティストや壁画家を招聘。村のメインストリートの電話ボックスや農業倉庫に壁画が制作されています。2025年には北海道最大級の作品が自治センターに完成しました(作:Kensuke Takahashi、共催:JAPAN AX PROJECT株式会社)。将来的には、ハワイのカカアコ地区のように世界中のストリートアートが集まる通りになるかもしれません。

6.新しのつたこあげデー
かつては全国の子供たちが楽しんだ凧揚げも、できる場所が減りつつあります。このイベントでは、凧作り教室で凧を作り、揚げる体験が可能。長い連凧を揚げる様子や、専門家によるスポーツカイトや大凧の空中パフォーマンスを見ながら、飲食を楽しむこともできます。のんびりとした雰囲気の中で、凧揚げの魅力を満喫できるイベントです。

このように新篠津村は、北海道内でも特に標高差の少ない地形を活かし、「包まれるような空のまち」という独自のテーマで地域づくりを進めています。
農業を営む方々や地域づくりに携わる人々が守り続けてきたこの「空」の魅力をぜひ体感しに、新篠津村へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
<お問い合わせ>
新篠津村企画政策課商工観光係
新篠津村第47線北13
TEL.0126-57-2111
https://www.vill.shinshinotsu.hokkaido.jp/hotnews/detail/00003436.html
