個性派小規模ベーカリー開業支援!『リエゾンプロジェクト』江別無料説明会レポート
7月21日(土)14時から江別市にある江別製粉株式会社 北の小麦未来まき研究所にて、株式会社おかやま工房主催の『リエゾンプロジェクト』無料説明会が開催されました。今回は“未経験者でも5日でパン屋になれる”という個性派小規模ベーカリー開業支援で、日本テレビ『news every』やテレビ東京『カンブリア宮殿』などのテレビ番組でも取り上げられている、同プロジェクトについてリポートします。
『リエゾンプロジェクト』を運営する株式会社おかやま工房とは
予定募集人数20名を上回る33名が参加した今回の説明会では、株式会社おかやま工房の代表取締役であり、ベーカリープロデューサーを勤める河上祐隆(かわかみ・つねたか)さんによるパネルディスカッション形式で進められました。パン職人歴38年の河上さんが直営するベーカリーは国内には岡山県に2店舗あり、2018年7月にはアメリカのカリフォルニア州アナハイムに1店舗オープンし全部で3店舗、いずれも朝から行列で賑わいをみせています。その人気の理由は「北海道産100%の独自ブレンドの小麦粉を使用」「無添加で健康的な美味しいパンの提供」「常に焼きたてのパンを提供」などがあります。また、その根底には、長年の修行が常識だったパン職人の世界を、生地温度や発酵時間などパンを作る工程をすべてデータ化することにより、未経験者でも美味しいパンを製造・販売できるマニュアルを完成させたことにあります。そして、このノウハウが『リエゾンプロジェクト』へと進化を遂げるのです。
江別製粉株式会社が会場となった理由とは
北海道が大好きで18歳の時に別海町の牧場で酪農を体験したという河上さん。『リエゾンプロジェクト』で使用される小麦粉は江別製粉株式会社で作られています。北海道産小麦の供給が安定しなかった数年前までは、毎年のように同社と小麦粉の配合について研究したとのこと。そこまで北海道産にこだわるのは小麦の香りと風味が強く、外国産と比べてたんぱく質が少なくもちもちとした食感が楽しめることにあります。その他にも無塩バターや三温糖を使用するなど食材にはこだわりがあり、『リエゾンプロジェクト』で開業した店舗には約300種類のパンレシピが提供されます。ちなみに説明会では『リエゾンプロジェクト』により恵庭市で開業した伽羅リエゾンの協力により、参加者は実際にメロンパンとクロワッサンを試食、自分の舌でその風味を確かめることができました。
誰でも5日でパン屋になれる『リエゾンプロジェクト』とは
2018年4月現在で約200店舗が開業している『リエゾンプロジェクト』。現在はアメリカ、カナダ、中国、インドネシアなど海外からもオファーがあるそうです。では、未経験者でも5日間でパン屋になれる『リエゾンプロジェクト』とはどのようなものなのでしょうか。説明会で配布されたパンフレットによると、無料説明会に参加後に面談。その後、5日間の技術研修(有料)に参加し、パンの基礎を学ぶ座学研修、レシピをもとにパンを作る実技研修、販売マニュアルをもとに接客を学ぶ販売研修・経営講義を受講します。そして、開業希望者のみ再度個別面談を行ったあとに契約を結び、物件探し、開業準備を経て、開業当日を迎えます。いずれの過程でも同プロジェクトのスタッフやトレーナーが支援してくれます。ちなみに、株式会社マルゼンとの共同開発により家庭用電力で使える設備と機材を開発。その結果、店舗は7坪あれば開業でき、フランチャイズ契約ではないので開業後は自由に営業することができるそうです。
最後に札幌での無料説明会は年に1回、株式会社マルゼン札幌営業所内にある札幌研修センターで行われます。説明会のスケジュールや費用など、『リエゾンプロジェクト』について詳細を知りたい方は下記URLを参照してください。
■株式会社おかやま工房『リエゾンプロジェクト』公式HP
http://okayamakobo.com/liaisonproject/