次世代四輪EVの実証実験を壮瞥町で開始!免許不要、公道⾛⾏可能、ローカルの交通課題の解決を目指す
洞爺湖と昭和新山のまち・壮瞥町に拠点を置く、⼀般社団法⼈そうべつアウトドアネットワークでは、ELEMOs合同会社と連携して、免許不要で公道⾛⾏が可能な次世代四輪EVを活⽤した実証実験をこのたび開始しました。
この取り組みは⾃治体としては⽇本初となるもので、背景には、公共交通機関の縮⼩などにより免許返納後の⾼齢者には移動⼿段の確保が必要であり、北海道を代表する観光地として公共交通機関のみで旅行者に観光周遊していただくにも限界があるため、⾃由な移動を叶える⼿段が求められていたことがありました。
そこで、2023年7⽉の道路交通法改正により定義された「特定⼩型原動機付⾃転⾞」に分類される四輪EV【ELEMOs4 MAX】(エレモーズ4 マックス)に着⽬し、このたびの実証実験の開始に至ります。
実験では、四輪EVを3 台導⼊して町内各所で運⽤、普及促進に向けた検証を⾏うことで、⾼齢者の移動⼿段の確保、観光客の利便性向上、そして環境負荷の軽減といった効果を検証し、誰もが快適に暮らせるまちづくりを⽬指していく、といいます。
道民として気になるのは、冬タイヤやブレーキ性能など冬路面での安全性、バッテリー上がりや急激な電池消耗など寒い日のアクシデント、降雪時の視界確保の備えなど「冬は使えないんじゃないの?」という点です。
そうべつアウトドアネットワークによると、「メーカー側で冬用タイヤの開発を進めており、今年度については装着した状態での走行実証を行う予定」ということで、まさにこうした寒冷地で使うための検証を始めるということです。
この実験結果をきっかけに、寒冷地仕様の四輪EVが完成度を上げ、専用のオプション品などが充実していくと、高齢者も冬の外出が楽しくなり、観光客も北海道の魅力をもっと深く触れることができるかもしれませんね。実験結果に期待します。
●本件に関するお問い合わせ先
⼀般社団法⼈そうべつアウトドアネットワーク
担当:都我(ツガ)
E-mail:tsuga★roots26.com ←★は半角@
電話:0142-66-2131(壮瞥町教育委員会内)