本日10/30は食品ロス削減の日。日本最大の食料生産地域・北海道からアクションを始めよう

食品ロスとは、食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。日本の食品ロスは、1年間で600万トンになり、国民1人あたりにすると、毎日お茶碗1杯分の食べ物を無駄に捨てていることになるそうです。

日本の食料基地という自負を持ち、農業漁業、食品工場でよいものづくりに頑張っている北海道としては、正直悲しい話ですね。だからといって「無駄はダメー!」と大声で叫んだところで、流れが変わるとは思えません。

そこで、話を大きくしすぎずに、普段の料理という小さな日常の中で、みずから楽しくアクションが続けられる「B面レシピ PROJECT」というものを、調味料メーカーのミツカンさんが立ち上げしました。

このプロジェクトは全国へと広がる予定ですが、スタートの地としてなんと、北海道が選ばれました。北海道庁やホクレン他もこのプロジェクトに協力するそうです。一体どんな内容なのでしょうか?

B面レシピとは

例えば、晩ごはんにミツカンの「ごま豆乳鍋つゆ」を使う時、パッケージ裏面の作り方に書いてある材料は・・・

●豚ロース肉 200g ●白菜 1/4個 ●長ねぎ 2本 
●水菜 1/2袋 ●にんじん 1/3本 ●えのきだけ 1/2パック
●絹ごし豆腐 1/2丁 ●油揚げ 3枚

白菜は1/4カットの商品もあるので使い切れますが、「水菜 1/2袋」「にんじん 1/3本」「えのきだけ 1/2パック」はさすがに余ってしまいます。この問題をクリアするのが「B面レシピ」です。

この余った食材をちょうどよく使い切るメニューとして考案されたB面レシピは・・・

「彩り天津飯」!!!きれいに使い切れますね。この考え方なら、冷蔵庫で食材が放置されることもありません。

※詳しくはこちらのホームページへ
https://www.mizkan.co.jp/bside-recipe/recipe/goma-tounyuu/

北海道の各団体と連携

このB面レシピという、小さな日常のアクションから解決できる「食品ロス削減」のプロジェクトが「B面レシピ PROJECT」です。これに北海道の各団体が賛同し、連携して「食品ロス削減」に取り組んでいます。

●北海道庁との連携
10月28日に、食品ロス削減セミナーを開催しました。

●ホクレンとのキャンペーン
11 月から 12 月にかけて、ミツカンとホクレンが共同で「B 面レシピで道産野菜を丸ごと食べ切ろう!キャンペーン」の実施を予定しています。
(北海道産野菜を代表する「長芋」を使ったB面レシピが登場予定)

●そのほか
スーパーなど食品店の店頭で「B面レシピ」について情報発信していきます。さらに、札幌にキャンパスがある藤女子大学の学生の皆さんと連携し「B面レシピ」のメニュー開発を進めていく予定です。

北海道という生産地だからこそ、食べ物への愛情、もったいないという気持ちがきっと道民なら強いはず。未来につながる活動が北海道から始まることは、とても誇らしいですね。

今日10/30「食品ロス削減の日」から、北海道を皮切りに「B面レシピ PROJECT」が始まります。