JP01 Vol.22 2019年夏号 <おさかなツーリズム>
うまい魚が食べたいな。 なんていきなりですが、 そんなことを思ったことはありますか? 北海道外の人からすると 回転寿司ひとつ取ってもおいしさが全然違〜う! と言われたりするように 北海道に住んでいれば、 わざわざ「うまい魚」のことを考えないかもしれません。 そういうわけで、今回の特集は「おさかなツーリズム」。 北海道の…
うまい魚が食べたいな。 なんていきなりですが、 そんなことを思ったことはありますか? 北海道外の人からすると 回転寿司ひとつ取ってもおいしさが全然違〜う! と言われたりするように 北海道に住んでいれば、 わざわざ「うまい魚」のことを考えないかもしれません。 そういうわけで、今回の特集は「おさかなツーリズム」。 北海道の…
春が、きました。 北海道の長い冬が終わりました。 季節も心も、どんどん開放的になっていきます。 心が弾めばふしぎと体も弾みますよね。 春というのは、動き出すのに一番いい季節かもしれません。 そういうわけで、今回の特集は「北海道のスポーツ」。 北海道のスポーツと聞くと思い浮かぶのはやっぱりウインタースポーツ。 けれど、実…
アイヌの工芸品のように 暮らしの道具が芸術にまで昇華したもの。 旭川の家具、小樽のガラスのように歴史において必然性があって生まれ、一大産業として発展したもの。 シカ革に見られるように、有史以前から利用されていたものが 再び価値を見出された資源を活用したもの。 こうした北海道の地域に根付いたものづくりにスポットを当てた。…
北海道命名150年となる2018年、陸・海・空に新たな道が開かれる。 後志自動車道の小樽~余市間の開通、室蘭~宮古フェリー航路の就航、 そして釧路空港~関西国際空港のLCC就航。 いつの時代も、「道」は物事が動く起点となってきた。 北海道における新しい道が切り開くものとは。3つの地域で、新たなムーブメントを探してみよう…
この春、北海道120番目の道の駅が 石狩市厚田にオープン。 ゴールデンウィークに合わせ、 戸田記念墓地公園の桜の時期もあり、 連日渋滞という華々しいデビューを飾った。 昨年秋には、お隣の当別町にも 『北欧の風 道の駅とうべつ』が開業。 先に2010年に開業していた 『道の駅しんしのつ』と合わせて、 石狩当別新篠津の市町…
北海道の、これまでの150年とこれからの先へ続く未来。 新たな「鎹(かすがい)」が変わりゆく北海道をつよく繋ぐ。 いわゆる「平成の大合併」からおよそ20年。国による「地方創生」事業の開始から約5年。全国の各地域は今、地域活性化を模索する中で、単独での活動から「広域連携」へとその動きをシフトしている。 そして、今年、命名…
北海道の農業は、でかい。 耕地面積は約115万ヘクタール。全国耕地面積の4分の1の広さで、農業産出額も13%を占める。 一農業経営体あたりの経営耕地面積は平均27.1ヘクタールで、都府県の13.6倍。農業者のうち、主業農家の割合は74%と、こちらも都府県の3.5倍にもなる。このように、北海道では大規模で専業的な農業経営…
「なんだかこのごろ、後志の西側が面白いらしい」 そんな情報が編集部に飛び込んできた。後志といえば、小樽やニセコ、倶知安といった外国人にも人気のド定番の観光地がすぐ挙がるだろう。 しかし、これらのまちでは同時多発的に元気な人々が活躍を始め、後志全域を巻き込まんばかりの勢いがあることが分かった。 なるほど、これが「面白い」…
“最小”が生んだ“世界品質”。 世界に通用する最高品質の海産物を生み出す漁業。かつては日本中に流通した高級木材の産地だった山々。その年の相場を決めるとまで言われているジャガイモが育つ農地。などなど・・・。 檜山地方で育まれた産業、産品のどれもが世界に通用する「高品質」、「本物」、「最高級」という枕詞が付く。 総面積が北…
「修学旅行は洞爺湖だった」「俺も」「私も!」両親の新婚旅行は登別」「おばあちゃんが室蘭にいます」札幌近郊に居を構えるゼロワン編集部から、そんな声が上がった。 そうそう、「伊達に住んでいたころは、お買い物といえば室蘭でした」「自分はむかわ町出身だから、苫小牧だった」という編集部員もいた。 道民にとって、胆振という地域は人…
そこに行けば、日本にはないと思い込んでいた風景に出くわし、圧倒されるのだ。 そこに行けば、諸外国や本州と多くの接点を持つ歴史の意外さに、感心するのだ。 そこに行けば、他地域とは違う独自性の高い文化や風土に、驚愕するのだ。 そこに行けば、厳しい自然環境の中で生きる人々のたくましさに、感動するのだ。 留萌 宗谷は、私たちの…
小樽が観光都市になる遥か昔。 明治に本州と北海道とを繋ぐ商業船・北前船に乗り、ニシンのごとく押し寄せ一攫千金の壮大な夢を抱えてやってきた「小樽商人」と呼ばれる実業家たちがいた。 彼らは、小樽の経済を動かすだけでなく政治、文化、さらにはまちづくりにまで影響を及ぼし、それらの多くは現存する歴史的建造物のある風景、寿司や菓子…