NHK「ローカルフレンズ滞在記」がグッドデザイン・ベスト100を受賞

「2022年度グッドデザイン賞」のグッドデザイン・ベスト100に、NHK北海道で毎週木曜夜に放送している番組「ローカルフレンズ滞在記」が選出されました。

(参照:グッドデザイン賞
 https://www.g-mark.org/award/describe/54479)

グッドデザイン賞とは、公益財団法人日本デザイン振興会の主催で、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞のこと。工業製品からビジネスモデル、イベント活動など幅広い領域を対象にしています。このグッドデザイン賞受賞対象の中で、審査委員会から特に高い評価を得た100件を、グッドデザイン・ベスト100として、選出しています。

今年度の発表は2022年10月7日に行われましたが、 NHKの地方局がグッドデザイン・ベスト100に選出されるのは、今回が初めてです(NHK北海道調べ)。選出にあたっては、NHKと地域住民が番組を共創することでマスメディアと地域の新たな関係性をリデザインし、北海道の地域活動を支えているという点を評価していただきました。

「ローカルフレンズ滞在記」は、NHKのディレクターが1か月間、道内の各地域に滞在し、その地域の魅力をお伝えする番組です。番組を通じて、地域でさまざまな取り組みをする人々の背中を押し、「あらゆる人が地域活動をしやすい社会」をつくることをビジョンに掲げ、企画から取材まですべて地域の人と一緒に行っています。

審査委員コメント
ニュース性の高いトピックを短期間で取材・編集・発信していたこれまでのマスメディアのあり方を問い直し、その地に暮らす方が主体的に番組作りに携わり、観光ではなく日常の風景を丁寧に切り取る番組を協働しながら制作するという意義深いプログラム。
マスメディアとしての情報発信・編集・制作力と、ある意味ニッチな地域の情報を掬い上げていく地域住民の力が統合され、地域そのものを活動をエンパワーしていく好例。マスメディアの新たな役割・地域との関わり方も大変示唆的である。

番組ホームページ
今後の放送予定や、これまで滞在したディレクターのWEB記事を地域ごとに掲載しています。
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug naf4a2ddd2820

note 記事
「NHKのローカル番組が
 グッドデザイン・ベスト100を受賞した理由」

グッドデザイン賞受賞を機に、NHKと地域の人たちがこれまでの取り組みを振り返る座談会を開催。プロジェクトメンバーの想いなどをまとめました。
https://note.com/nhk_pr/n/n22c6a060a58f 

枝幸町のローカルフレンズは、鷲見美智子さん

ローカルフレンズ滞在記 10 月の放送予定
10 月は宗谷管内の枝幸町を舞台にお送りしています。 地元を案内してくれるローカルフレンズは、三笠山の展望 カフェに勤める鷲見美智子さん。滞在するのは NHK札幌放送局の福島駿樹ディレクターです。枝幸町の魅力をたっ ぷりお伝えしますので、10月27日(木)の枝幸町・最終放送回を、ぜひお見逃しなく!

枝幸町の滞在ディレクターは、NHK札幌放送局の福島駿樹さんです