地元のフリーペーパー 「powderlife」

倶知安町・ニセコ町を拠点に、英語でフリーペーパーを発行している、powderlife。冬の情報は「powderlife」を、夏の情報は「summerlife」を発行して伝えています。2007年からニセコで発信しており、今年で12年目。編集長のクリスティアン ランドさんはオーストラリア出身で、ニセコに住んで15年になります。奥様の千佳さんは新千歳空港勤務を経て、お父さんの出身地であるニセコのリゾート施設勤務経験があります。カメラマンのアーロンさんもオーストラリア出身。外の目からみたニセコエリアはどのような魅力があるのか、尋ねてみました。

左から、カメラマンのアーロン ジェイミーソンさん、編集長のクリスティアン ランドさん、代表取締役のランド 千佳さん

「冬は遠出は難しいけれど、夏は片道1時間程度のドライブで、洞爺湖や余市、積丹まで楽しめるので、立地がいいですね。もちろん、札幌や小樽もすぐだし」とクリスティアンさん。ニセコの一番の魅力は季節がはっきりと変わる事、と言います。アーロンさんは「冬のパウダースノーはもちろんだけど、春になって一斉に緑が出て花が咲く、自然のパワーを感じる。夏は一番過ごしやすい季節で、自分の時間もゆっくり取れる(笑)。秋は紅葉で色が変わる。景色がはっきりと変わるのが魅力的だね」と言います。「僕は食いしん坊だから(笑)、ニセコのおいしい食べ物が安く手に入るところも気に入っている」。そこに千佳さんも「とにかくお水が美味しいし、道の駅の直売所の野菜が手頃で美味しい」と盛り上がります。

独自の視点で切り取られた、ニセコエリアの情報。日本語での要望も多いそう。WEBで日本語バージョンもダウンロードできる。

また、クリスティアンさんは、ニセコのクリエイターやアーティストにも注目しています。「世界中の素晴らしい地域には、アーティスト達が集まって今迄にないコミュニティを創り出します。ニセコは間違いなく世界の中でもスペシャルな地域です。国際的に有名なスキースポットとなり、スキーヤー・スノーボーダーが集まりました。彼らのためのレストランやカフェができ、様々なアーティストが集まり、小さなコミュニティビジネスができています。最近では、大型の投資や開発がされて来たので、ますます彼らの作品の発表の場が増えるでしょう。ニセコのコミュニティがどんどん活性化されるのです。冬だけじゃなく、夏の魅力を感じてもらい、通年で訪れる人が増えるのをたのしみにしています」。

「ニセコ湯ノ里デスク」で特注したpowderlife用の本立て。配本してくれるところに設置してあるそう。
ニセコ町にある「道の駅ニセコビュープラザ」。併設の直売所では、地元農家さんの新鮮野菜が手に入る。夏は特に種類豊富!

Webサイト
https://www.powderlife.com/

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