豊頃町の新絶景「ジュエリーアイス」のシーズンがやってきました!今年は「1月中旬~2月下旬」まで!?

豊頃町の新絶景「ジュエリーアイス」。(撮影:岸本日出雄)

近年、その美しい姿がSNSなどで広まり、豊頃町の新絶景ともいわれている「ジュエリーアイス」。

今年もそのシーズンがやってきました。

写真提供:豊頃町観光協会

毎年1月中旬から2月下旬ごろまで、十勝川河口の大津海岸で見られるジュエリーアイス。十勝川を覆っていた氷が太平洋に流れ出し、その氷塊が河口の大津海岸に打ち上がり、太陽の光を受け美しく輝く自然現象です。

十勝の厳しい寒さと、母なる大河「十勝川」が生み出す自然の神秘です。波にもまれるうちに角が取れて、透き通ったクリスタルのような氷になります。

撮影:岸本日出雄

「ジュエリーアイス」という名前は、その透き通った輝きから、地元の写真愛好家によって名づけられました。クリスタルのような透明な氷が太陽の光を受け輝く姿は、まさに宝石のような美しさ。陽の当たり方によって時間とともに変化する輝きには、つい見とれてしまいます。

写真提供:豊頃町観光協会

この自然が生み出した宝石のような氷塊は、その年の天候によっても変化しますが、1月中旬~2月下旬ごろまでの間、豊頃町大津にある十勝川河口付近の砂浜で見ることができます。

似たようなものに流氷がありますが、流氷は大きな氷の塊が層になって押し寄せたもの。流氷は白い色をしていますが、ジュエリーアイスはその透明さが特徴です。

撮影:岸本日出雄

ジュエリーアイスは豊頃町を含む十勝・日高・釧路の一部地域で見る事ができますが、中でも豊頃町の大津海岸に打ち上がる量が一番多いです。

SNSがすっかり定着した現在、ジュエリーアイスは写真映えスポットとして豊頃町の冬を代表する観光資源となり、道内外に知られるようになりました。

写真提供:豊頃町観光協会

しかし、ジュエリーアイスは厳しい寒さが生み出した絶景であるため、寒さには注意しなければなりません。見ごろの朝6:30~7:30ごろには、平均-15℃の最低気温を記録します。時期によっては-20℃を超えることもあり、体感温度は-25℃~-30℃にも!!

薄着で出かけるのは大変危険ですので、大げさなくらい温かい服装が必須。また、極度の低温や急激な温度変化はスマホなどの故障の原因になりますので、保温をおすすめします。

大津海岸までのアクセス(画像提供:豊頃町観光協会)

また、ジュエリーアイスが見られる豊頃町の大津地区はコンビニや公共交通機関がありません。最寄りのコンビニまでは20㎞ありますので、お手洗いやお買い物はお早めに。

アクセスに関しても、ジュエリーアイスは団体旅行者向けのツアーに組み込まれていることがありますが、個人で見学するためには、自家用車やレンタカーが必要です。

ガイドツアーもありますので、こちらのホームページからご確認ください。

※上の地図に記載されている「豊頃町役場の近くの24時間トイレ」は現在冬季使用禁止となっております。恐れ入りますが、ほかのトイレをご利用ください。

冷えた体を温めることができる休憩所「ジュエリーハウス」。(写真提供:豊頃町観光協会)

多少不便なところはあるかもしれませんが、それ以上の感動がある豊頃町のジュエリーアイス。この冬、一生忘れられない思い出作りに行きませんか?

日々のジュエリーアイス情報はこちら(豊頃町観光協会)
もっと詳しい情報・お問い合わせはこちら(ジュエリーアイス)から確認ください!

豊頃町の新絶景「ジュエリーアイス」

開催期間:毎年1月中旬から3月上旬まで(天候によりますが、見ごろは1月下旬から2月中旬まで)
場 所:ジュエリーアイス駐車場(大津海岸)(北海道中川郡豊頃町大津元町地先)
時 間:海岸は常時開放、ジュエリーハウスは 1月11日~3月8日の6:30~15:00 (飲食は7:00から)期間中無休
問い合わせ:豊頃町観光協会 TEL.015-578-7202
HP:https://www.toyokoro-kankoh.com

写真提供:豊頃町観光協会、岸本日出雄((株)札幌コマーシャルフォト)