然別湖の圧倒的な自然と、人々が織りなす厳寒の湖上を楽しむ空間、「しかりべつ湖コタン」
標高810Mという、北海道で一番高い場所にある天然湖、「然別(しかりべつ)湖」。大雪山国立公園内の雄大な自然に囲まれているこの湖は、冬になると北海道の厳しい寒さのために結氷し、真っ白な世界に変わります。この湖の上で、1月の末から、わずか60日間だけ幻の村が現れます。それが「しかりべつ湖コタン」です。
「コタン」とは、村を意味するアイヌ語です。まさに「村」が出現する「しかりべつ湖コタン」は氷と雪だけで作られた建物が並び、その姿は温かい春が来るとすべて溶けてなくなるもの。今しか見られない、然別湖だけの雪と氷の村です。
帯広からバスで約1時間の内陸部の山間にある然別湖は、冬の気温は日中が-5~-10℃くらい、夜には-15~-20℃くらいまで下がり、日によっては-30℃に下がることもある所です。そんな地域の寒さと雪・氷を活かしながら冬を楽しみたいという地元の思いで、昭和56(1981)年から始まった企画が「しかりべつ湖コタン」なのです。
イベント期間中は名物の「氷上露天風呂」をはじめ、「アイスカフェ/アイスバー」や「アイスロッジ」、「アイスチャペル」など、さまざまな建物が作られます。
湖から切り出した透明度の高い氷で作り上げたアイスバーには、色とりどりのボトルが並んでいます。美しい氷の装飾が施されたバーの中は外より暖かいので、お酒が進む!あまりの美味しさについつい飲みすぎてしまうかもしれないのでご注意を。
特に、アイスバーで使われるグラスは、全てが手作りのアイスグラスです。透明なグラスはカラフルなカクテルにぴったり。アイスグラスは自分で作ることもできるので、昼に作っておいて、夜になったら自分のグラスで飲むこともできます。
もう一つ、ここでしか楽しめないものが名物の「氷上露天風呂」です。湖の上に露天風呂があるのは世界でもまれ。真っ白な湖の上で入る温泉は、いつもの温泉とはまたひと味違うでしょう。脱衣所も全て雪と氷だけで作られ、日常から切り離された気分になれる氷上露天風呂は、特に夜がオススメです。標高が高いため、ひときわ美しく空に輝く星々を眺めながら入る露天風呂は、かけがえのない思い出になるでしょう。
この冬は日常から離れ、雪と氷の世界に旅立ってみませんか?
もっと詳しい情報はこちら、からご確認ください!
しかりべつ湖コタン 2020
開催時期:2020年1月25日(土)~3月22日(日)
開催時間:各施設ごとに異なるのでホームページを参照
料金:入場無料、ドリンクメニュー1杯 500円、氷のグラス 1つ500円
場 所:然別湖(北海道河東郡鹿追町北瓜幕無番地)
問い合わせ:然別湖コタン実行委員会 TEL. 0156-69-8181
HP:https://kotan.jp/